依然として世界で猛威を振るう新型コロナウィルス!
テニス界においても嬉しくないニュースが飛び込んできました。ジョコビッチ主催のチャリティーテニスの大会でクラスターが発生しジョコビッチ本人も陽性反応が出たとのことです。
クロアチアでのロックダウン措置が緩和されたことでソーシャルディスタンスの対策も取られていなかったとのことですが、今後はこれを教訓として安全面に配慮した運営をして頂きたい所です。
今回は新型コロナの中での大会運営をどうするべきかを検討していきたいと思います。
ワクチンはいつできるのか?
通常の大会運営に戻すためにはワクチンの開発と普及が必要になります。
では、現在の開発状況と今後の見通しはどうなっているのでしょうか?
COVID-19(新型コロナ)に対する抗ウイルス薬の候補に挙がっている既存薬
【5月7日に日本で新型コロナウイルス感染症治療薬として承認されました】
・ファビピラビル:2014年に日本で承認された抗インフルエンザウイルス薬。
・シクレソニド:日本では2007年に気管支喘息治療薬として承認された吸入ステロイド薬。
COVID-19(新型コロナ)に対するワクチン開発
オックスフォード大とアストラゼネカのアデノウイルスベクターを使ったワクチンの開発が進められています。
英国で5月下旬からP2/3試験に入りました。モデルナのmRNA-1237もP2試験が始まっており、7月にはP3試験を始める予定とのことです。
日本企業では、アンジェスと大阪大がDNAワクチンを共同で開発、田辺三菱製薬と塩野義製薬もワクチンの開発を進めている様です。
今後の見通し
各国で既存薬の転用やワクチンの開発が進められ、7月からは臨床実験に取り掛かる企業も多い様です。
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏は自身のブログで「最短で9カ月、最長2年以内にワクチンが開発できる」との考えを示した。
ビル・ゲイツ氏は多額の私財を投じて、ワクチン開発を後押ししていることもあり、信用出来る情報と言えるのではないだろうか。
ワクチンが出来るまでの大会運営
各国の企業がワクチン開発を行っているが、ワクチン完成までに早くても9カ月、最長2年かかるとされている。その後、世界中に普及するにはさらなる時間を要することを考えると、まだまだ新型コロナとの闘いは続いていきそうだ。
ソーシャルディスタンスを考慮した大会運営
大会を運営する上で「出来るだけ多くの観客を動員したい」という想いはあると思う。
しかし、現在の状況を考慮するとソーシャルディスタンスに考慮した大会運営は必須である。
筆者が考える大会運営としては
・ラインズマンも両サイドの2名のみとし、ボールボーイも各サイドに1名ずつ、中央に1名の計3名とする。
・選手同士も試合前と試合後の挨拶は行わない
などの配慮は必要になるかと思います。
感染が一度落ち着いたとしても再度、流行する可能性もありますので、ワクチンが出来上がるまでは対策をする必要があるでしょう。
まとめ
大会運営側、テニスファンともに観客数を多くして「生で試合を観たい」「たくさん集客したい」という想いはあると思います。
ワクチンに関しても、まだこれから臨床実験の段階なので実際にワクチンが出来るのかは不明確な状態です。
ですが、こんな時だからこそ少しでも多くの大会を開ける様、大会運営側とファンが協力して最善を尽くしていくことが大切です。
また、大観衆の中で行われる大会を目指して今は我慢を続けていきましょう。
最後までご視聴ありがとうございました。
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