目指せゴールデンペア②!テニスの陣形を理解し、様々な戦術を駆使して戦おう!

戦術

ダブルスにおける戦術は色々とあります。どんな戦術を使うかは陣形によって違います。また、陣形によって各々の必要とされるスキルも変わってきます。
状況に応じて陣形を使い分けることが出来る様になると、どんな場面でも色々な戦術を使える様になり対応がしやすくなってきます。

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陣形と戦術の違い

陣形とは

戦闘において安全を確保し、柔軟かつ迅速な対応を可能にし、戦闘力を最大限に発揮するための人員と装備の類型化された配置である。(Wikipedia参照)

少し難しい説明ですが、テニスにおいての陣形とはペア間での各々の立ち位置を表します。
一般的なものだと雁行陣平行陣と呼ばれる戦型があります。

戦術とは

作戦・戦闘において任務達成のために部隊・物資を効果的に配置・移動して戦闘力を運用する術である。そこから派生して言葉としては競技や経済・経営、討論・交渉などの競争における戦い方をも意味するようになる。(Wikipedia参照)

こちらも難しい文章で書かれていますが、要約すると得点を取るための配球や動きなどの具体的な策を表します。
後衛が粘って前衛が得点するのも戦術の一部です。

雁行陣と平行陣の違い

雁行陣とは
各々が斜めになる様に立ち、一方の選手がネット付近、もう一方の選手がベースライン付近でプレーする形を雁行陣と呼びます。

雁行陣のメリット・デメリット

メリット
前衛と後衛に分かれるため各々の役割分担がはっきりしている。
後衛が守備、前衛が攻撃とやるべきことが決まっているためチャンスが来るまで後衛が粘って前衛が決めるという形が取れバランスが良い。
近年ではラケットの進化により後衛も攻撃することが出来る様になってきた。
雁行陣が完成している時にはスキも少ない。

デメリット
基本的に後衛同士の打ち合いが基本となるためラリーが長期化しやすく持久戦になる。
前衛の出るタイミングなどペアの呼吸が合わないと大きなスキを生んでしまう。

平行陣とは
各々が横に並ぶ様に立つ陣形を平行陣と呼びます。
一般的にはサービスライン付近で2人が並ぶ形になりますが、ベースライン付近で並ぶケースもあります。

平行陣のメリット・デメリット

メリット
それぞれがコートを縦に割ったエリアでプレーするため自分の動きが把握しやすい。
2人でネットに近い位置でプレーするためボレーやスマッシュで攻撃しやすく早い試合展開になりやすい。
また、前にいることでサイドの厳しいコースを狙いづらく出来る。

デメリット
エリアの中心は譲り合いが起こってしまうため、センター(ミドル)への攻撃に弱い。
ポジションが下がると足元を狙われる。また、上がると頭上を抜かれやすい。

どちらの陣形が良いのか

基本的には雁行陣がオススメです。特に部活動などの場合には練習も前衛、後衛に分かれて行うことが多く、専門分野で戦える陣形を取るのが良いでしょう。
後衛でもボレーやスマッシュが得意な選手とペアの場合には平行陣でガンガン押していくスタイルでも良いと思います。
それぞれのペアで話し合って自分達に合った陣形で戦いましょう。

状況による使い分け

雁行陣、平行陣にはそれぞれのメリット・デメリットが存在します。
雁行陣を基本とするペアであってもチャンスの際には後衛が上がって平行陣の形を取り攻撃するのも良いでしょう。
また、平行陣で頭上を抜かれた際などには立て直しを図るため一旦、雁行陣の形を取るなど臨機応変に陣形を変えることが出来る様になると動かされた時に動揺しづらくなります。

雁行陣・平行陣の攻め方

それぞれの陣形における基本的な攻め方と必要な能力を解説します。

雁行陣
後衛が配球の速さや長さによって相手を崩して前衛が決めるのが基本戦術となります。
相手の前衛が動くのを待って横をパッシングで抜く。前衛がポーチに出るなどの戦術もあります。

必要な能力
前衛
確実に得点を決めるためのボレーやスマッシュなどの能力が必要になります。
相手のコースを予測する能力もあると、さらに得点能力が上がります。
後衛
確実に繋ぐ力とコースをつくコントロールが必要になります。
相手の前衛の動きを見れる様に引き付けて打つ能力があると、さらに繋ぐ力を発揮出来ます。

平行陣
相手を深い位置へ押し込んでボレーやスマッシュで決めていくのが基本戦術となります。
後衛の前へ浅いボールで前へ釣り出して陣形を崩して叩く。前に詰めると見せかけてスマッシュを追うなどの戦術もあります。

必要な能力
平行陣では前後の役割分担ではなく各エリアを担当するためシングルスの様なオールラウンドの能力が必要になります。
ストローク、ボレー、スマッシュなど状況に応じて対応出来ることが必須条件です。

まとめ

ダブルスの基本の陣形である雁行陣平行陣
それぞれの特徴を活かせる様になると戦術の幅も広がります。
まずは自分達の得意な陣形を決めて、そこから発展させていくと戦術も作りやすくなりますので、まずはペアで話し合って得意な陣形を決めましょう!
最初のうちは役割分担も出来、バランスの良い雁行陣がオススメです。
様々な戦術を使える様になり、コンビネーションを磨いてゴールデンペアを目指しましょう!

最後までご視聴ありがとうございました。


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