嵌れば強い!フェデラーも得意としている突然の奇襲作戦で相手を惑わそう!

戦術

相手が予測していない場面で仕掛ける奇襲作戦
テニスの皇帝フェデラーも『SABR』(セーバー)と呼ばれる奇襲のリターン戦術を得意としています。奇襲は上手くはまれば得点に繋がりますが、相手に読まれると逆にピンチを招くことにもなりかねません。
今回は奇襲の仕掛け方タイミングについて解説していきます。

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奇襲とは

ウィキペディア(Wikipedia)によると
敵の予期しない時期・場所・方法により組織的な攻撃を加えることにより、敵を混乱させて反撃の猶予を与えない攻撃方法をいう。

とあります。
つまり、奇襲とは相手の裏をかいて攻撃すること。または、予測していない攻撃を繰り出すことなのです。

 

奇襲の仕掛け方

フェデラーの得意とする『SABR』(Sneak attack by Roger)とは相手サーブをサービスライン付近まで前に出て返球し、そのままネットプレーで得点してしまうというもの!
通常、リターン側はベースライン付近でリターンすることが多いためサービス側はそのタイミングに合わせて動きます。そこを前につめて早く返球することで相手の予測を外して得点してしまう技です。

予測していないボールがくると動き出しが遅れるので、そのまま得点またはチャンスボールになり易くなります。
フェデラーの様にサービスライン付近でリターンするのは高等技術が必要になりますが、誰でも使える奇襲戦術もあります。

奇襲戦術(シングルス)

サーブ&ダッシュ

サーブを打った直後に前へ出てネットプレーで得点を奪ってしまう作戦です。
通常ベースライナーの選手が機を見て仕掛けると相手も予測しづらく有効でしょう。

強打に見せかけたドロップショット

しっかりと構えを取って強打を打つと見せかけてネット際にドロップショットを落とします。早く構える程、相手は強打を警戒しますので成功確率は上がります。

ロブ&ポーチ

低いロブで前に出る時間を稼ぎつつポーチに出て一気に決めてしまう奇襲作戦です。ただしロブが高すぎると相手に構える時間を与えてしまい逆に相手のチャンスになります。

奇襲戦術(ダブルス)

ダブルポーチ

後衛がリターン後に下がることなく、そのままネットプレイに付き平行陣の形で得点を奪う戦術です。

ブラインド

ミドル(コート中央)へ打たれた際に後衛の打つコースを自分の前衛が相手前衛の視界を奪う形で立ちサイドを抜いていく戦術。ペアで呼吸を合わせる必要がありますが決まると効果的です。

ノールック

特に回転のかけやすいソフトテニスで使いやすい技。目線や体の動きで打つコースを予測させない様に手首のスナップでコースを変える奇襲技。手首のみでコントロールするので、ボールに力は伝わりにくいため読まれると取られやすい。

奇襲を仕掛けるタイミング

奇襲を仕掛ける上でもっとも大切なことは相手に予測されないことです。
試合の中でも相手に予測されづらいタイミングが存在します。

・試合開始直後
・競っている場面、平行カウント

試合直後は相手も様子を見にくることが多いため奇襲が仕掛けやすいタイミングと言えます。
競っている場面や平行カウントの場面ではリードを奪いたいという気持ちからミスをしない様にプレイする人が多いので裏をかいて攻めに転じると成功確率が上がります。

まとめ

ここぞの場面や流れを変えたい時などに繰り出す奇襲作戦。
嵌れば強いが読まれると弱い諸刃の剣でもあります。
使うタイミングが難しいですが、一度決まると相手は警戒しますので有利に試合を進めることも出来ます。
ただし多用すると読まれますので使い所には注意しましょう。
最後までご視聴ありがとうございました。


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